認定NPO法人HFI ネパール山岳部での環境(新)プロジェクトが開始されました。—プロジェクト名:グリーン・プロジェクト

HFIでは新たにグリーンサポートという新しい支援項目を設立致しました。 世界の尾根であるネパールから始めるCo2削減のグリーンプロジェクト。住みやすい地球の未来を一緒に作りませんか?私たちの生活に直接関わる支援活動です。皆様にこの活動を知って頂き、ご支援をお願いしたいと思います。

支援金額:月額1,000円×12か月 年額12.000円

今年の夏、東京では連日40度を超える猛暑が続いています。エアコンをつけっぱなしにしないと命に関わるような暑さ。これが「異常」ではなく「日常」になりつつある今、私たちは地球の変化を肌で感じています。でも、「気候変動に自分が何かできるのか?」と考えると、どこか遠い話に感じてしまうかもしれません。そんな中、ネパールの山あいの村・ヌワコット郡で始まったあるプロジェクトが、実は私たちの暮らしと深くつながっているんです。 HFIは、現地の人々と協力して、使われなくなった農地にCO₂(二酸化炭素)をたくさん吸収する植物─(モリンガ、アムラ、ターメリックなど)を植える「炭素隔離型農業」の取り組みを始めました。地球温暖化を防ぎながら、村の暮らしも豊かにしていこうというプロジェクトです。この活動は、私たちも参加できます。モリンガの苗1本をネパールの農地に植えることができ、その1本が年間約20kg、5年間で約100kgのCO₂を吸収してくれます。では、100kgのCO₂ってどれくらいでしょう?たとえば、ガソリン車で約500km走ると、約100kgのCO₂が排出されます。これは東京から名古屋を往復するくらいの距離です。モリンガ1本でその分をまるごと中和できる計算です。車の使用を少し控え、その分をグリーンサポートに回すだけでも、環境への影響は変わってきます。また、スマートフォンを1年間毎日充電すると、約5kgのCO₂が出ます。モリンガ1本でスマホ20台分の充電によるCO₂を吸収できます。さらに、6畳用の家庭用エアコンを1日8時間使うと、猛暑月には約65kgのCO₂が排出され、電気代は約4,300円にのぼります。モリンガ3本分の支援で、この1か月分のCO₂をほぼ相殺できます。

 この活動がネパールで行われていることには、象徴的な意味もあります。世界最高峰エベレストを擁するこの国は、地球の屋根とも呼ばれる場所。その高地で始まる脱炭素の取り組みは、まるで地球全体の空気を浄化するようなメッセージを持っています。標高の高い地域だからこそ、気候変動の影響も顕著であり、そこから発信される行動は、私たちの暮らしにも直接響いてくるのです。

 「地球の炭素は、足元の選択から変えられる」──これはHFIが掲げるメッセージです。ネパールの丘陵地から、私たちの暮らしと地球環境をつなぐ新しい協力のかたちが、今まさに始まっています。

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