ベトナム  メコン・プロジェクト

【国の概要】
 ベトナム(社会主義共和国)は、日本列島から九州を除いたのと同じくらいの面積で、人口は約8200万。世界で最も人口密度の高い国のひとつと言われています。首都はハノイ、最大の都市はホーチミンです。
 
【歴史と経済事情】
 紅河、メコン河など大きな川に潤される豊かな土地であるベトナムは、中国とインドという有力な文化が合流する場所でもあり、諸外国の影響、そして支配を受けてきました。1000年以上にわたる中国の支配の後、1860年にフランスが侵攻、第二次世界大戦中は日本の侵略に遭い、15年にわたるベトナム戦争。1976年に南北ベトナムは統一され、ベトナム社会主義共和国が生まれましたが、カンボジアや中国との戦争もあり、多くの人名が失われ、国は疲弊しました。その傷跡はいたるところに残っています。
 そんな中、復興を目指して、1980年代半ばに「ドイモイ(刷新)」と呼ばれる開放政策が導入されました。以降、国としては高度経済成長の途上にあります。

ベトナム

 しかし、現実には、急速な経済的発展を遂げる都市部に対し、農村部の多くは取り残されています。国全体で見ても「富める者」と「貧しい者」との格差が急速に拡大しています。この後に述べる国の教育制度整備、強化政策にもかかわらず、所得の低い家庭においては、教科書や制服などへの支出が家計を圧迫しています。貧しさのために学校教育を受けることができない子どもたちがおり、学費が払えないばかりではなく、家族の生計を助けるために働かざるを得ない子どもたちもいるのが現状です。

【教育政策・制度】
 ドイモイの始まった1980年代後半,ベトナムは,教育改革に乗り出しました。
・UNESCOの「万人に教育を与える世界宣言」、「行動計画」に調印(1990年)。
・初等教育(6歳から10歳)を義務教育とする法律が成立(1991年)。
・国民会議においてベトナムにおける「万人に教育を」運動の目標設定(1992年)。
・共産党中央委員会総会において「教育訓練への投資は国家開発への投資である」という決議を採択(1992年)。
・教育基本法が成立、就学前教育から社会人教育までの教育全般を規定(1998年)。
 (出典 UNESCO,
  ”The EFA 2000 Assessment: Country Reports”)

義務教育は日本と同じ9年。ただし、小学校は5年制、中学校(基礎中学校)4年制となっています。96%の子供が義務教育を受けており、識字率はアジアの中ではスリランカと並んで相当に高い水準です。(カンボジア/ラオス:60%、インド:38%)。
 高校(普通中学校)、大学は日本と同じです。このほか基礎中学校卒業後,中等職業学校(1~4年制)に進学し,専門職業技術を習得して就職する人もいます。
 ベトナムでは、2006~2007年の学年において、1,620万人が教育を受けており、そのうち、中学校が610万人、高等学校が310万人。学生全体に占める女性の割合は48.51%と言われます。
(出典:Statistical yearbook of Vietnam, the Statistical Publishing House, 2007 )


  

巻頭言
支援で育つ子どもたち

貧困をなくすために立ち上がる
世界同時イベント
「スタンドアップ テイクアクション」
9月17日(金)~19日(日)
詳しくは、下のリンクへ
スタンドアップ テイクアクション
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