ヌワコット村の診療所に、超音波エコーや酸素ボンベ、吸入器など医療機器を、(公益)今井記念海外協力基金様の助成により整備することができました。
村では、コロナ禍において酸素吸入器もなく、近年喘息の老人が搬入されたものの、十分な手当てもできずに死亡しています。地理的に山岳地域に所在するため公共バスは1日1回運行する程度で、町の病院への搬送が難しいのです。
診療所では、毎日35名程度の利用者があり、その半数は女性で、骨盤臓器脱(子宮脱)のケアが中心で、それは、貧しい山岳地域のため、男性は海外に出稼ぎに行き、女性が田畑を耕し作物を作って生計を維持することから、産前産後もおかまいなしで、重労働を強いられるためである。
男性は出稼ぎに行ってしまうこの村では、残された女性、老人の健康の維持が、子どもの学習環境を確保する重要なテーマなのです!(福井誠)





