「きずな」から  支援で育つ子どもたち

スポットライト
2010/07/22

ピオロ

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ピオロ君

スーパーメットロでMHDSC・MHCPCの子どもたちと彼らの学用品を買う度に思い出すことがあります。MHDSCのスタッフのために配られたお昼ご飯を食べていると、2人の男の子がジーと私たちを見つめていました。ピオロ君と彼のお兄ちゃんです。ピオロ君は男3人兄弟の真ん中。彼らの父親はすでに亡くなっていて、母親一人で3人の男の子を育てていました。やせ細った体で一番下の赤ちゃんを片手にかかえて、炎天下、道端に落ちている缶やペットボトルを拾い、それをお金に換えて、3人の子どもたちを育てていました。本当にお腹をすかせていたのでしょう、彼らのその訴えるような瞳に心動かされ、お昼ご飯を食べていいよと差し出すと、大変な勢いでがつがつと食べ始めたのです。その様子は、その日たまたまお腹をすかせていたのではなく、いつもお腹をすかせていたのではないかと思わせました。その時はまだピオロ君にはスポンサーがいませんでした。
先日、スーパーメットロで、スポンサーの方から送っていただいたサポートで、他の子どもたちと同様に学用品を買っているピオロ君を見かけました。(写真:ピオロ君)久しぶりに会い、彼が見違えるように小奇麗になり、明るく生き生きとしていて、はじめはピオロ君とはわからないほどでした。今年10歳になるピオロ君は順調に学年も進み、6月から4年生です。
日曜日の日曜学校、土曜日のセンターの活動には毎週出席し、熱心に先生の話を聞いているということです。母親は今では近所の人たちの洗濯ものを洗濯して生計をたてています。その母親を手伝って、家では掃除をしたり水汲みをしたりしています。
センターで母親に会う度に必ずと言っていいほど「息子を助けてくれて本当にありがとう!」と彼女から感謝されますが、それほどに、彼女たちにとってのスポンサーシップは大きな助けになっているということなのでしょう。MHDSCのプログラムを終了するまでまだまだ道のりは長いですが、神様が彼をこれからも導き励ましてくださるようにと心から祈るものです。 
  ( 報告 : ディレクター 田原寿子)
07:27 | 就学支援
2010/04/26

ナポレオン

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ナポレオン君、通称、ドンドン。彼は4人兄弟の上から3番目。

Napoleon

8年前、彼が小学6年生の時、彼の家の近所から火が出て見る間に彼の家にも火が移り、すべてが灰と化しました。その頃、ちょうどHFDJ(HFIの前身)では教育支援を始めた時で、ナポレオン君の教育支援をしてくださる方をHFDJの方で捜していただき、MHDSCのプログラムに参加するようになりました。それから7年が過ぎ、現在、彼は19歳、6月から大学4年生(土木工学、5年間コース)になります。
MHDSCのセンター、教会の活動には誠実に参加する好青年で、教会の礼拝の奏楽チームのメンバーにもなっています。主に、ギター、ドラムを担当しています。

「教育支援を受け、MHDSCの活動に参加できるようになって、精神的にも、社会的にも成長でき、友人がたくさんできたこと、楽器を演奏できるようになったことを感謝しています。またスポンサーの方の経済的支援とお祈りを感謝しています。」
‐ナポレオン‐
13:29 | 就学支援
2009/12/08

ジョイジョイ

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ジョイジョイ

今回は、ジョイジョイという女の子についてご紹介する。
(左がジョイジョイ、右がジャキリン)

ジョイジョイはMHCPC(障がいを持つ子どもの育成センター)がスタートする前から誘われるたびに教会に顔を出していた子である。その頃はまだ居場所がなかったのだろう、なかなか定着する様子はなかった。ところがMHCPCを始めてから、毎週のように教会に通いはじめ、MHCPCの子どもたちの中では一番古いメンバーとなった。

 10月1日、同じクラスのジャキリンという女の子の住んでいる地域で火事が起こり、100世帯以上の家が消失した。ジャキリンの家も全焼したのだが、その夜、ジョイジョイは大きなカバンを下げてジャキリンが避難しているところに現れたという。カバンの中は彼女の家から持って来たという衣類が詰められていた。焼きだされたジャキリンの為に持ってきたのだ。

さらに、翌週から雨の日が続き、ジャキリンが学校を休むようになった。それは、交通費がなく、学校まで歩いて通うのであるが、雨が降ると傘もないのでお休みというわけだった。ジョイジョイは事務所に来るとジャキリンのお休みについて知らせてくれる。しかしそこにどれほどの思いがジャキリンにあったかは、私はあまり考えもしなかったのである。

ある午後、その日もジョイジョイは、ジャキリンが学校を休んだことを報告しに来た。ジョイジョイは、その時、たまたま事務所に来ていたMHDSCの委員長から、彼のポケットの中に入っていた小銭をもらい、それを嬉しそうにしていた。てっきりおやつでも買うのだろうと私たちは思っていたのであるが、ジョイジョイは、その日ジャキリンの家に寄り、ジャキリンの母親に「明日の朝は私がジャキリンの交通費を出してあげるから、ここに来るまで待ってて。」と言ったというのである。翌朝ジョイジョイは、言ったとおりにジャキリンの家に行って、ジャキリンと一緒に、そのお金で学校に来たのである。

MHDSCの委員長は、ジョイジョイに約10ペソ(20円)をあげたという。交通費片道1人分は7ペソ。ということは少なくとも受け取ったお金の半分をお友達のジャキリンの為に使ったことになる。

年齢は20歳であるが、知的障がいがあり、精神年齢はまだまだ子どもで、時には幼稚園生のように甘えたり、だだをこねて泣きべそをかく彼女ではあるが、友達が困っている時に何をしたらいいのかをちゃんと学んでいた。驚きと感動に私の目もうるんでしまった。
17:19 | 就学支援
2009/09/17

アルフェ・ポーコット

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(障がいを持つ子どもの育成センターにて)

アルフェ・ポーコット

両親が離婚し、姉夫婦の元で生活していますが、その家庭も貧しく、学費の支払が滞るような状況でした。
このような家庭環境を知った学校の担任の先生から紹介されてきました。
センターに通うようになって、表情が明るくなり、現実は厳しいものの、大学でもっと勉強したいと願うなど、自分の将来に期待を持つようになりました。
14:18 | 就学支援

  

巻頭言
支援で育つ子どもたち

貧困をなくすために立ち上がる
世界同時イベント
「スタンドアップ テイクアクション」
9月17日(金)~19日(日)
詳しくは、下のリンクへ
スタンドアップ テイクアクション
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