【背景】
アジア諸国は、全体としては経済成長を続けていますが、その一方で貧困問題が深刻化している現状があります。
フィリピンでは、行政サービスのあり方に変化が見られ、都市貧民の課題に寄り添う働きがなされるようになってきていますが、都市貧民はそれ以上に増加しています。また、ベトナムにおいては、全体的に社会の経済状況が悪く、国外からの支援活動が必要とされている状況です。
【問題点】
地方の貧しさから抜け出すために都会に出てきた人たちは、低学歴のゆえに仕事をみつけることが困難です。実際、フィリピンなどは日本以上に学歴社会であり、高校、大学を卒業していなければ恒久的な仕事に就くことはたいへん難しいのです。結局、単純労働など日雇いの仕事に就きながら、スクォッター・エリアに住み着き、子どもたちにもその生計の一部を負わせるようになります。こうして教育を受けずに育った子どもたちもまた低学歴となり、仕事を見つけることに苦労するか、スラムの中でぶらぶらするようになるのです。貧困の世代循環というべき現象が大きな問題点として考えられます。
【解決策】
こういった貧困問題を解決するためには、これらの人々が衛生面のケアとともに、安定した職業に就くための知識・技能を身につけ、自立していくことが不可欠です。
就労を促進して、収入を確保し、安定した生活を営むためには、子どもたちに実効性のある教育を受けさせ、また大人たちに対しても、現状認識と改善のための啓発教育活動や、親子関係や教育のあり方についての指導などが必要とされます。
HFIは、現地の団体MHDSC(Mandaue Hope and Developement Student Center )と協力し、2001年3月より、子ども育成支援プログラムを開始しました。